京都 篠笛修行メモ3 - 演奏前日にとんでもないことが -
さあ、演奏当日です。
早朝に目が覚め、朝食・身支度を済ませた後、ホテルの自室で鏡に向かって笛の構え方などの確認。
音は出せませんので空打ちで、「0の音」の運指を何度も練習しましたが、右手薬指と小指を置く位置が未だ定まらず。さあ、本番どうなるか・・・
演奏場所の御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ)別院 雲龍院には初めて行くので、早めにホテルを出発しました。
JR奈良線の東福寺駅を降りてGoogle Mapさんの案内の通り歩くこと20分。
・・・あれ?雲龍院さんって山の上にあるんですね(汗)
いやぁ、どうりで坂道が多いはずです。知らなかったのでサンダル履いて来てしまいました(←アホ)ひえーーーっ
うんしょ、うんしょと汗をかきながら歩いてようやく雲龍院さんへ到着。
山登りはちょっと予想外でしたが、山上の心地よく清らかな風に迎えられ、疲れが一気に吹き飛びました。
さて、集合時間になりますと森田先生から門下生一同に本日の奉納演奏・発表会の流れの説明に加え、次のようなお話がありました。
「雲龍院は篠笛を吹くのにとても理想的な場所です。なかなかこういう場所で笛を吹ける機会はありません。お庭から返ってくる自分の笛の音色を楽しみながら吹いてみてください。間違わないように吹こうとか、ノーミスを狙うことがここで吹く目標ではないということを覚えておいてください。」(一言一句は一致しませんが、確かこのような内容でした)
このお話は、前日から「0の音」問題で少し悶々としていた私に色々と気づかせてくれる金言となりました。
(確かに日本で、しかもこんな絶好の場所で笛を吹くという又とない機会に、「0の音」一点に囚われて周りが見えなくなってしまうのはもったいなさ過ぎる。
ミスはおそらく50%の確率で起きるからその後どう立て直すかが大事。
もうちょっと視野を広くして落ち着いていこう。あと、お客様のことを忘れちゃだめ。)
お話の後、こんな感じのことを考えていたと記憶します。
森田先生が一番伝えたかった、「お庭からの反響音」については、正直この時点ではあまり意識というか仰っている意味の理解すらしていなかったのですが、アドバイスの後半の部分が自分には響いて本番直前のメンタルを立て直すことが出来ました。
「お庭からの反響音」について考え出したのは、自分の本番が終わった後になります・・・
その後、衣装に着替え、お客様をお迎えするために会場のセッティングなどの準備をしていよいよ13時半より奉納演奏・発表会の始まりです。
京都 篠笛修行メモ5へ続く
京都 篠笛修行メモ5 - 風にやられた -
3日目(5/19)
④清らかな風と直前のアドバイス
さあ、演奏当日です。
早朝に目が覚め、朝食・身支度を済ませた後、ホテルの自室で鏡に向かって笛の構え方などの確認。
音は出せませんので空打ちで、「0の音」の運指を何度も練習しましたが、右手薬指と小指を置く位置が未だ定まらず。さあ、本番どうなるか・・・
演奏場所の御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ)別院 雲龍院には初めて行くので、早めにホテルを出発しました。
JR奈良線の東福寺駅を降りてGoogle Mapさんの案内の通り歩くこと20分。
雲龍院へ向かう道 私の後ろには登山グループの方たちが いらっしゃいました |
・・・あれ?雲龍院さんって山の上にあるんですね(汗)
いやぁ、どうりで坂道が多いはずです。知らなかったのでサンダル履いて来てしまいました(←アホ)ひえーーーっ
泉涌寺境内に宮内庁管轄の宮墓地がありました。 賀陽宮(かやのみや)墓地・久邇宮(くにのみや)墓地 |
とても静かな場所です 賀陽宮(かやのみや)墓地・久邇宮(くにのみや)墓地 |
うんしょ、うんしょと汗をかきながら歩いてようやく雲龍院さんへ到着。
山登りはちょっと予想外でしたが、山上の心地よく清らかな風に迎えられ、疲れが一気に吹き飛びました。
・・・
さて、集合時間になりますと森田先生から門下生一同に本日の奉納演奏・発表会の流れの説明に加え、次のようなお話がありました。
「雲龍院は篠笛を吹くのにとても理想的な場所です。なかなかこういう場所で笛を吹ける機会はありません。お庭から返ってくる自分の笛の音色を楽しみながら吹いてみてください。間違わないように吹こうとか、ノーミスを狙うことがここで吹く目標ではないということを覚えておいてください。」(一言一句は一致しませんが、確かこのような内容でした)
このお話は、前日から「0の音」問題で少し悶々としていた私に色々と気づかせてくれる金言となりました。
(確かに日本で、しかもこんな絶好の場所で笛を吹くという又とない機会に、「0の音」一点に囚われて周りが見えなくなってしまうのはもったいなさ過ぎる。
ミスはおそらく50%の確率で起きるからその後どう立て直すかが大事。
もうちょっと視野を広くして落ち着いていこう。あと、お客様のことを忘れちゃだめ。)
お話の後、こんな感じのことを考えていたと記憶します。
森田先生が一番伝えたかった、「お庭からの反響音」については、正直この時点ではあまり意識というか仰っている意味の理解すらしていなかったのですが、アドバイスの後半の部分が自分には響いて本番直前のメンタルを立て直すことが出来ました。
「お庭からの反響音」について考え出したのは、自分の本番が終わった後になります・・・
その後、衣装に着替え、お客様をお迎えするために会場のセッティングなどの準備をしていよいよ13時半より奉納演奏・発表会の始まりです。
京都 篠笛修行メモ5へ続く
京都 篠笛修行メモ5 - 風にやられた -
大輪の間から見たお庭 |
大輪の間の「瞑想石」 |