2016/09/28

篠笛の勉強

篠笛愛好者にお薦めのブログがあります。



※上記ブログはリニューアルされ、下記にお引越しされました。↓↓↓
篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

書いてらっしゃるのは、篠笛奏者の玲月流 初代 森田 玲先生です。



森田 玲(もりた あきら、1976年2月3日 - )は、大阪府出身の篠笛奏者。


大阪府立岸和田高等学校卒業。京都大学農学部中退。後、再入学を果たし2012年に卒業。京都大学農学研究科(大学院)に進学。篠笛の演奏・指導・製作・調査研究を行う株式会社「篠笛文化研究社」<旧「民の謡」(たみのうた)>代表取締役。篠笛民俗文化研究会会長。生き物文化誌学会、社叢学会。平成24年・第67回文化庁芸術祭大衆芸能部門・新人賞受賞。平成26年度・京都市芸術文化特別奨励者・認定。平成25年「玲月流(れいげつりゅう)-篠笛」を立ち上げる。


森田先生は篠笛奏者・指導者としてだけではなく、篠笛の研究者としても私が大変尊敬している方で、篠笛と、その出自である祭(神事・神賑行事)についての造詣の深さで右に出るものはいないと思います。
海外で篠笛を始めたが故にすっぽり抜けている篠笛や祭に関する知識を森田先生のブログと著書 からかなり補っています。


内容は結構難しいので、サラッと読み流す感じのブログではなく、じっくりと読み込んでいく必要があると思います。それだけ情報量が豊富なんです。

本当に古来から伝わる日本音楽を篠笛で表現したいと思っている人、自分の音色に「何か足りない」と感じている人、祭のことも良く理解した上でお囃子を吹きたい人、民俗学が好きな人、「和風」って言葉が嫌いな人(笑)、本物志向な人には是非読んでもらいたいです。



その中でもお薦めの記事はこちらです。

どの笛を選ぶ?日本の篠笛と、その亜流・・・
(旧ブログから)

唄用(邦楽調)篠笛とドレミの笛の違いについて(改)
(現在のブログから)

初めて先生にお会いした時に、記事の内容を説明いただき、唄用篠笛ドレミ笛の違いについて教わりました。
そこで、自分が唄用と思って吹いていた笛がドレミ笛だったと言うことも知りました。
ショックでしたが、篠笛のことをちゃんと勉強しようと思う大きな転機となり、その後 私の篠笛との向き合い方、音の出し方は大きく変わりました。



海外に住んでいる事と、今自分が置かれている環境下では現実的にすぐには叶えられないことも多くあるのですが、「自分が篠笛で本当に吹きたいものはこれなんだ!」という核の部分を見失わないよう導いてくれるブログでもあります。


長年の篠笛と祭の研究に基づいた正確な情報を惜しげもなく無料で公開されています。
篠笛に関するよくある質問と運指表や音律等ついての詳細な資料が全てここにまとめられています。→ http://shinobue.blog.jp/archives/cat_302136.html

ご自身が持たれている篠笛という和楽器のことをもっとお知りになりたい方はご覧になってください。



〈追記〉
森田玲先生が篠笛の教本を出されました。

ついに出た! 篠笛の専門書 篠笛の勉強
教本のダイジェスト版+追加情報満載の篠笛「虎の巻」紹介記事
篠笛「虎の巻」が公開されました 篠笛の勉強

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