私が所有する唄用八本調子笛は、持ち主に似合わず相当な「美人」であります。
今日はうちで最も美人な篠笛を紹介させて頂きます。
名前は京師(みやこ)さんと言い、京都ご出身です。
蒔絵などの派手なお化粧はされず、ナチュラルメイク派。なめらかなすべすべお肌はつい触れたくなってしまいます。
歯並び(指孔並び)が良く、いつも凛としてらして品の良さが醸し出されています。
お声は澄み渡る水のように清らかです。
時には少女のように可愛らしく、時にはしっとり艶やかな色気を漂わせ、そして時にはキリっとした鋭い印象を持たせるなど、表情豊かにお話になるのも特徴です。
性格は人見知りで頑固。そうやすやすと打ち解けてくださる人ではありません。
ですがひと度仲良くなると大変人懐こく、色々なことをお話してくださいます。
寂しがり屋でプライドも高いので、しばらく交流が途絶えると拗ねておしまいになって、口をきいてもらえません。
品のない事、いい加減な事も大嫌いです。姿勢を正して、全身全霊で接さなければなりません。
そんな京師さんと良いお友達になるべく、毎夜毎夜 私は彼女に語りかけているのですが、
多分彼女はまだ私のことを「知り合い」程度にしか思っていないのが現実です。
いつか両思いの仲になれるよう、アタックの日々です。
京師(みやこ)の唄用八本 指孔の間隔がほぼ均一なので、指(特に右小指)に余計な負担をかけず 自然に手を添えるだけで孔を塞ぐことが出来ます。指孔の大きさも揃っていて見た目も美しい。 |
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美人ちゃんの管頭部分。 |
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