シンガポールで共に篠笛を練習している仲間(9割シンガポール人であとは日本人)の中で、ある熱心な30代のシンガポール人男性がいます。
彼は昨年冬にある地域のお囃子を習いに現地に赴き、そのお囃子の笛の部の大会で何回も優勝しているスゴイ方から直接笛を習うという貴重な体験をしてきました。
彼がシンガポールからわざわざ日本に笛を習いに行ったことは誰にでも出来ることではありませんし、彼の行動力と勇気には賞賛を送りたいです。
しかし、私が一番エライな、と思ったことは修行を終えて帰って来た後の彼の姿勢でした。
とにかくこの彼、帰国してから会う度にぐんぐん笛が上手くなっているんです。
もちろん日本でしっかり指導頂いたからなんですけど、たった一回のご指導の中で教えて頂けることと、教わる側が理解し消化出来ることは限られています。
彼はお稽古中で体得出来なかったたくさんの宿題を日本から持ち帰ったと思います。
その一つ一つを、帰国後の数ヶ月間 一人で悩んで、試行錯誤しながら自分の力でクリアしていったからこそ、彼の笛は上達したのだと私は感じています。
彼がこのままずっと笛を続けていったらきっとシンガポールを代表するいい笛吹きになりますよ。
さて、そんな彼を見て自分を振り返ります。
病気から復帰して立て続けにパフォーマンスが入っていた私は早く元のコンディションに戻そうと普段やっている基礎練をすっ飛ばして演奏する曲の練習ばかりしていました。
焦るあまりに自分の笛に向き合う時間を持てていなかったことを反省致すところです。
雑念を捨てて自分の笛と問答する日々に戻りたいと思います。
〈シンガポールで篠笛を頑張る人たちの記事〉
シンガポールの篠笛練習会彼は昨年冬にある地域のお囃子を習いに現地に赴き、そのお囃子の笛の部の大会で何回も優勝しているスゴイ方から直接笛を習うという貴重な体験をしてきました。
彼がシンガポールからわざわざ日本に笛を習いに行ったことは誰にでも出来ることではありませんし、彼の行動力と勇気には賞賛を送りたいです。
しかし、私が一番エライな、と思ったことは修行を終えて帰って来た後の彼の姿勢でした。
とにかくこの彼、帰国してから会う度にぐんぐん笛が上手くなっているんです。
もちろん日本でしっかり指導頂いたからなんですけど、たった一回のご指導の中で教えて頂けることと、教わる側が理解し消化出来ることは限られています。
彼はお稽古中で体得出来なかったたくさんの宿題を日本から持ち帰ったと思います。
その一つ一つを、帰国後の数ヶ月間 一人で悩んで、試行錯誤しながら自分の力でクリアしていったからこそ、彼の笛は上達したのだと私は感じています。
彼がこのままずっと笛を続けていったらきっとシンガポールを代表するいい笛吹きになりますよ。
さて、そんな彼を見て自分を振り返ります。
病気から復帰して立て続けにパフォーマンスが入っていた私は早く元のコンディションに戻そうと普段やっている基礎練をすっ飛ばして演奏する曲の練習ばかりしていました。
焦るあまりに自分の笛に向き合う時間を持てていなかったことを反省致すところです。
雑念を捨てて自分の笛と問答する日々に戻りたいと思います。
〈シンガポールで篠笛を頑張る人たちの記事〉
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